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2018年08月27日

空の青

人類で初めて宇宙へ出たのはユーリ・ガガーリンである。彼が帰還後の会見で「地球は青かった」と言ったのはよく知られている。彼が見た青がどのようなものだったのかは想像するしかないが、映像を見る限り白い雲から群青までグラデーションが見事である。
先月の大雨で、小規模ながら郡上も十数か所で土砂崩れがあったらしい。杉桧が植林され、間伐などの手入れがしっかり行われなかった所があると聞いている。
郡上と言っても広い。各地の雨量や降り方が異なるようなので、できるだけ山林管理と共に雨の資料を集約し、役場員のみならず、市民とも情報を共有できるようにしてもらいたい。
その大雨の後、二週間ほど日照りが続いた。吉田川も極端に水量が減り、上流域で抜けたところがあったせいか、お盆の頃は水が濁っていた。
大降りの雨が止んで二三日後だったと思う。いつものように那比川に沿ってバイクで走っていると、ふと空が目に入った。雲一つない快晴で、空の青が濃いのでおやと思った。バイクを止めてゆっくり見上げてみても、やはり濃い。雨が続いていたので、いつもとは心理状態が違うからかとも感じたが、どうやらそれだけではなさそうだ。
急速に地上の湿気が無くなり、水蒸気が上昇したからかと考えてみたが自信がない。そもそもなぜ空が青いのか分かっていない。ずいぶん昔、太陽光が大気圏へ入るときに細かなチリにぶつかって向きが変わり、分光されて空一面が青く光るというようなことを聞いたことがある。
これが確かだとすると、空の青には濃淡があるように思われるので、チリの具合や水蒸気が影響して色調が変わるというようなことがあるかもしれない。
私の印象では、夏の空の方が秋の空より濃いような気がする。白い入道雲とのコントラストでそう見えるだけかもしれないので多少の不安はある。
衛星写真を見ると、濃い青がベースになっているものがある。地上からはなかなかそんな色には見えないので、腑に落ちないことがあった。宇宙から見るのと地上からとでは青に違いがあるとすれば、水蒸気等の撹乱要因へどうしても行き着くのだが。
スカイブルーがどの程度の青なのか知らない。人それぞれイメージする色合いがあるのではなかろうか。わたしの場合、夏なら油絵にありそうな青、秋ならばうすい水彩画の青あたりかな。
これが水面に移ると、千変万化である。白川から白山山麓へ入った沢で見た色が忘れられない。秋だったと思う。水温が低いからだろう、殆どコケなどがついていない石の上を清澄な水が流れ、かすかに空の色を映しているようだった。これが水色なのだなとストンと心に納まった。
髭じいさん

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