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2018年10月29日

柿が旬

柿が旬らしい。友人によると、私は無類の柿好きになっている。自分では気づかなかったけれども、彼の周りでは結構知られているらしい。あらゆる柿をいろいろな食べ方をするので、確かに反論しにくい。そう言えば前にも、柿に触れたことがある。
その事と関連するのかしないのか、先週あたりからいろいろな柿をいただいている。
まずは甘柿から。このあたりは富有柿の産地で、洗練された上等なものなら結構な大きさで、甘さも上品である。良いものは何かの折に食べられるぐらいで、私の懐具合ではしょっちゅう手に入るわけではない。が、どういう訳か今年は一個だけ回ってきた。芳醇な甘さだった。
これとは別に、ちょっと青みが残った大ぶりな柿をいただいた。品種名を聞きそびれたが、皮を剥かずに生食するよう勧められた。二三日おいて食べても食感がシャリシャリしていた。それほど甘さは感じないものの、今まで経験したことがないような風味で、梨に近いかな。品のある味と言ってよい。ネットで調べてみると「太秋」というのがそれらしいが、自信があるわけではない。
これらとは別に、富有のような形で西条柿のようにくびれが入ったものをいただいた。これまた品種名は分からない。けっこう実が厚くて、私にはフレッシュな味がした。
次は渋柿の方で、いつものように富士柿から。普通サイズのものが十個ほどだった。いつものように、干すか熟してゼリー状にして食べるか迷う。ちょっと固そうなものは干し、残りは順々にスプーンで食べてきた。
形は筆柿のようで、干すと重厚な味がするという渋柿も数個いただいた。ここら辺りでは「十両」という品種に近い気がするが、名前は確かめていない。富士柿と合わせ、今、我が家の軒下に架かっている。
干し柿を除き、生食用が食べ終わって頼りない気がしていると、ちょっと小ぶりな富有をみやげに持たされた。食べ慣れた味である。こういったわけで今年は、新品種を含め、結構満足していた。
散歩の途中で、見上げると干し柿が大量にぶら下がっているところがある。今のところ晴れが多く、朝晩冷えるので、なかなか良い具合に干しあがっているように見える。物欲しそうに見えたのか、それほどの付き合いをしているわけでもないのに、そこの主が「今年は出来が良いので、食べてもらいたい」と言っているそうな。
彼は、干しあがったものを何かに包んで冷凍すると味が長持ちすると云っているらしい。こうすると、正月でもいい状態で食べられる。冷蔵ではなく、冷凍である。
最後に一言申しあげておく。ここで私がグルメであると主張しているわけではなく、この歳になっても新しいものに出会う喜びを書きたいのである。
髭じいさん

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