10月にはいると白川村も紅葉が始まります。少しずつ色づく山のあいだを抜けてまずは世界遺産・白川郷へ。 最初に城山展望台に登ってみてください。案内をたどって 【荻町城跡展望台】 へ進んでいくと、合掌集落が一望できます。 その途中にある お食事処 【城山天守閣】 は、団体さんのお食事も可能で、大きな車で行っても大丈夫。 白川郷ならではのお土産 【元祖紫蘇もなか】【元祖どぶろく羊羹】 もあります。 また、ここの展望台は『ゆく年くる年』などTVでもお馴染みのカメラスポットで、駐車場から庭を登っていくと、眼下に合掌集落の里が感動的に見渡せます。
白川郷の全貌を堪能したあとは、車を156号線バイパス沿いにある 【せせらぎ公園小呂駐車場】 に停めて、ゆっくり歩いて合掌集落を散策することをお薦めします。駐車料金は1回500円です。
駐車場からは 『であい橋』 で合掌集落とつながっています。橋がかかる庄川は、硫黄のせいか少し白っぽい色をしているのがわかります。 これが白川の由来でしょうか。 橋を渡れば、昔話に出てくるような懐かしい風景が広がる世界へ、しばしの間タイムスリップです。
合掌集落は一日あればゆっくり見られます。 時を越えて現存するのどかな田舎のひとときを味わってください。 ただし集落内はすべて私有地なので、勝手に家屋や庭先へ入り込まないように気をつけてくださいね。 規模の大きな家屋が数件ありますので、そういった場所を見学して、合掌造りの生活を実感されることをおすすめします。 なかでも訪れて欲しいのが、 国指定重要文化財合掌造りの【和田家】 集落で最大規模の合掌造りの家で、手入れの行き届いた名主の風情を今に伝える貴重な建物です。
また、 玄関に『木材・資材とも村一番です』と掲げてある 県指定重要文化財の 【明善寺】 では、庫裏 (くり) の2階が郷土館になっており、古い農機具や民具が展示してあります。 合掌造りの2階の窓から見る景色は格別です。 まるで一枚の絵画のように家々や田の景色がとても美しく映ります。 偶然にも、私が訪れた時に本堂でお葬式が営まれていました。普通に村人の生活があるのを改めて実感した次第です。
散策の途中でぜひ味わっていただきたいのが 【どぶろくアイスもなか】 集落の一番南側、白川八幡神社のお向かい 【民宿のだにや】の庭先をのぞくと、こじんまりした販売窓が見られます。 どぶろくが苦手な私は、 味は気になりながらも注文時に2番人気のアイスもなかに決めましたが、友人に一口もらったところ、なかなかさっぱりとしていて、頼まなかったことをちょっぴり後悔する羽目に。 注文をすると、可愛い籐のかごに入れられてアイスもなかが出されます。 縁側にすわってゆったり、白川郷ならでは味はいかがですか。
合掌集落を観光した後、時間があるようでしたら白山登山口の大白川ダムでできた 【白水湖】 や、落差72m 【白水の滝】 大白川の秘湯 【大白川露天風呂】 を訪れ、大自然の懐に抱かれリフレッシュするのもいいでしょう。 ただしここはかなりの山道となるため、明るいうち(日没前まで)に戻れるよう、遅くとも昼過ぎには白川郷をあとにしてむかっていただきたいです。
【大白川露天風呂】 は、次姉メイプルがおすすめの露天風呂。 お世辞にもきれいと言えない脱衣場(貴重品不可)や、湯の花に混じって葉っぱも浮いているような湯船ですが、このひなびた感じが秘湯の雰囲気をかもしだしており、断然おすすめ。身体の芯から温まります。 ただし見晴らしは下手(しもて)にある男風呂のほうが良いそうで・・・。 昔は露天風呂前の源泉で作っていた温泉卵、今はロッジで味わえます。
10月14日〜19日まで、白川村では【どぶろく祭り】が行なわれます。 ● 14 ・ 15日 荻町 白川八幡宮 ● 16 ・ 17日 鳩谷 鳩谷八幡神社 ● 18 ・ 19日 飯島 飯島八幡神社
<<小梅姐さんのおまけ話 >> 『白川村』は、平成の大合併によって岐阜県に残った2つの『村』のうちの1つ。 残るひとつは加茂郡にある『東白川村』ですが、この村、名前は『東白川村』だけど『白川村』の東に位置するのではなく、 かなり南のほう、中津川市の西隣りに位置します。また、1889年(明治22年)7月1日に立村されて以来、合併や分割は一度 も行われていないとか。どんなところか興味深々です。