| 長い時が流れて、今や想像だけで思いを馳せる戦国時代。その史実には、不明瞭さは多々ありながらも、触れれば触れるほどに私たちをロマンの旅へと誘ってくれます。 |
| 大河ドラマ「功名が辻」で一躍脚光を浴び出したお千代様。ドラマでは近江の国の若宮家の娘として物語が始まりました。 |
| 千代の出自については定説、諸説がありますが、奥美濃・郡上地方では、昔から千代は初代八幡城主・遠藤盛数公の姫であると信じられてきました。
それが近年になり相次いで、それを裏付ける数多くの古文書や系図などの史料が浮上して来ました。 |
| 一昨年『古今和歌集巻第二十 [ 高野切 ( こうやぎれ )] 』という国宝が高知県民の関心を呼びました。鑑定人の間では、 1 行が 1 千万円以上の値が付く、端切れ一枚で重要文化財に値する代物です。 |
![古今伝授の巻[東胤忠編]/フィールドミュージアム東氏記念館](toku/toku0603_img/top/ph1_2.jpg) |
| 高知県は、完全な巻物として残っているこの古今和歌集、最古の写本『高野切巻第二十』を、旧土佐藩主の山内家から 7 億円で購入したのでした。表に出たのはこの 1 巻ですが、山内家はその他、古美術 3 万 6 千点余を県に寄贈されています。 |
| この高野切巻第二十をはじめ徒然草などは、千代が嫁入りの際に持参した「お千代様ゆかりの物」「お形見」とされ、代々藩主に受け継がれたものと推測されます。 |
| ただ、なぜ千代が所有していたかは定かではありません。そこで、国宝となった「お形見の謎」にスポットを当てて、謎解きをしてみました。 |
|